本日は、『玄関ポーチのやり替え工事』のご紹介をします。
写真でも、分かる様に玄関のポーチのタイルが捲れて来ています。実際タイルを叩いてみると、軽い音がする部分が多く、下地モルタルとの接着が出来ていない部分が大部分でした。
また、ブロックなどで囲いを造ってから、コンクリートの量を少なくするために土で埋め戻しして、その土が長い年月を経て下がってしまい、下地モルタルとの間に隙間が有る様に感じました。
施主様のご希望に依り、今回全撤去して、階段をもう一段増やす事となりました。
そのついでに、ポーチの横に犬走りの制作も御依頼されました。
ここでの注意する事は、有名メーカーさん施工の住宅で、この様なタイルなども自社にて世間の規格外のサイズの物を制作するために、やり替える場合は玄関ドアの内部の土間や基礎の巾木部分に貼ってある、残す部分のタイルの目地が合わない事です。
既設に近い物との事でしたので、120mm→100mmへのサイズ変更です。
写真の様に簡単に解体が出来ます。
下地モルタルも30mm位で、その下の山砂との間に20mm位の空間がありました。
タイル、下地モルタル、コンクリートの厚みを確保するために山砂も厚み分、撤去しました。
勿論、無鉄筋で、ワイヤーメッシュもありません。
階段の形状にブロックで囲い、鉄筋とワイヤーメッシュを結束します。
コンクリートの量も少ないので、無駄に土や砕石で埋め戻さず、全てコンクリートで打設します。
犬走りの方も、建物基礎に鉄筋アンカーを打設し、その鉄筋とワイヤーメッシュを結束し、犬走りが下がって基礎との間に隙間が生じるのを防止しています。
この犬走りは施主様が作られた花壇(写真左下)の土留め煉瓦が曲線なので、その曲線に沿って平行に作ります。
施工後の写真です。この後にエアコン室外機を以前の位置に戻し、スリムダクトにて施工して完成です。
犬走りはタイル貼りでは無く、左官工の金鏝仕上げで仕上げてあります。
タイルが捲れていたり、コンクリートがひび割れしたり、段差が気になったり、外部でもそのままにしておくと、危険ですし、そこから水が侵入して今以上の状態になったりしますので、早めの対応が必要です。
『こんなに、なってしまって、どうしたら良いのか?』と言った御相談も受け付けております。
工事の大小に関わらず、何でもお気軽に御相談して下さい。