本日は、『外壁改修工事 4』のご紹介をします。
今回は、窯業系サイディングの目地部分や窓回りをコーキングしました。コーキングの種類は変成シリコーンとなります。
写真ではコーキングが切れていたのですが、さすがに残っている部分は、しつこく接着していて撤去するのが大変です。コーキングの打ち替え工事の半分以上の時間を既設のコーキングの撤去に掛かりました。撤去が完了したら、施工部分にマスキングテープにて養生をして、プライマーを塗ります。
プライマーは、材料とコーキングとの接着を増す為に大切な物です。
この工程を省いてしまうと、新品のコーキングと古い材料(外壁・サッシなど)との接着が弱くなってしまい長い間、効果が持ちません。
新たな壁材を施工するのでコーキングは見えなくなりますが、きちんとテーピングして施工します。
但し、窓上等の部分は細かいクラック(塗装部分のみ)が入っていたので、直接コーキングを塗りました。
先日も書きましたが、新築時は10mmの幅のコーキングでした。
窯業系サイディングの板材の縮みや構造材の乾燥などに依る物と考えられます。
今まで玄関入口部は、外壁が910mm下がった形でしたが、雨が玄関ドアに跳ねて濡れるので今回外壁に吊り下げる庇を取付します。
そのため、金具が付く所の外壁を1枚めくって下地を入れました。もちろん下地が無い状態で取付した場合は、台風などの風力や積雪の重みに耐えきれず落下します。
ここまで施工してから外壁洗浄に入ります。当然コーキングが未施工の状態では外壁内部に高圧の洗浄水が入ってしまい、ひどい場合は室内にも漏水します。
次は、いよいよ新外壁材の下地施工です。