本日は、『階段手すりの取替え』のご紹介をします。
『階段の手すりが取れてしまって、ぐらぐらしている。』との御相談を受けました。他の箇所の工事をさせて頂いたことのあるリピーターのお客様です。
早速、現地に伺い確認すると、壁材は5mmのベニヤに壁紙が貼られていて4m程の手すりが3か所で壁に固定されていました。固定金具のビスもベニヤにしか止まっていない所もあり、今までよく取れなかったなぁとビックリしました。
緑色のテープはベニヤの裏側の木下地の位置を探しています。いずれにしても手すり固定金具を増やし、ビスにて強固に固定するために補強板の取付をお薦めしました。
新設の手すりは握りやすさの為、以前の手すりより細目の物を採用しています。握力がしっかりある施主様なので、手の平で支える太めの手すりより、しっかりと握れる手すりの方が使いやすいです。その為に全体重が手すりに掛かってしまうので、しっかりとした施工が必要です。
補強板は120mm幅の板で、壁内部の木下地に依り固定しやすくするために幅広の物を使用しています。手すりは中3か所固定にて、金具間の距離が900mm以内にしてあります。
手すりの最初と最後の部分は服などが引っ掛からない様に端部を配慮しました。
手すりの取付は他の記事でも書きましたが『取れない』を前提にされていますので、取れてしまった場合に大きな事故に繫がります。ホームセンターなどでも購入出来る様になりましたが、確実な施工をする事を追及した場合には、やはり工務店などの工事業者に御依頼された方が良いかと思います。介護の方が付けて頂いたと言われる手すりがグラグラするので見て欲しいと言われ確認したところ、本来下地がない石膏ボードに、そのまま取付けて有った事があります。
御相談、現場調査、下見は無料にて受け付けております。工事の大小に関わらず、何でもお引き受けしております。