WORKS 施工事例

和便器から洋便器への交換工事

本日は、『和便器から洋便器への交換工事』のご紹介をします。

 

住まわれる方の身体の状態の変化の為に、以前ならば平気だった和式の便器も段々と辛くなって来ます。
トイレに行くのが、億劫になると健康な身体も病気になる可能性があります。
大きな工事を伴うのではなく、簡単に短時間できちんと施工を目指し、洋便器に交換します。
写真の様に湿式(乾燥するのを伴う、左官工が施工する工事)工事の場合は、乾式(クロス工や大工のみで施工し、乾燥を待つ時間が無い工事)工事と比べて、どうしても施工期間が長くなります。
また、単純に短期間で施工を仕上げ様とした場合に乾燥不良に依る仕上げ材の剝れや、単純に合板などで床を施工した場合に床下の空気量がない為、材料が腐ったりしますので、施工した直ぐは見た目は同じですが、数年で不具合や再施工が必要となり、結局、余分な費用や期間が掛かってしまいます。
どうしても、毎日使用する箇所ですが工事前の状況や使用材料、工事する季節などを考慮し以上の事を施主様に御説明すれば、1日や2日余分に工期が掛かっても、しっかりとした施工を望む方が、ほとんどです。
現場敷地内に仮設便所を設置するスペースがあれば、トイレの心配も無くなりますし、現在は水洗式の仮設便所(洋式便器)もあります。

 

最初の写真の様な兼用便所の場合は、入口側の床より1段上がって便器が据付てあります。
そこの部分を撤去して入口側の高さに合わせる必要があります。
上がっている部分を解体した様子です。
壁のタイルやタイルの下地が下までありません。そこで、その処理をどうするかによって見た目と予算が大きく変わって来ます。
①上部のタイルやタイル上のクロスはそのままで、既設のタイル面まで下地を作り、異なるタイル(時代的に同じタイルがない為)を上から貼る方法。
②上部のタイルも撤去し新たなタイルを同一面にて貼り直す方法。
③クロスで壁面を全て施工する方法。(壁下地からやり直す必要があります。)
今回は①の方法を選択されました。既設のタイルを全撤去する必要が無く、予算を下げる事が出来、工期も短くて済みます。
また、床の仕上げに付いてですが、先ほど書いた通り床下の空間がない為、木質系の工事をした場合に腐ってしまいますので、通常は床をモルタルにて施工した後に、ビニール系のクッションフロアーかタイルの施工をお薦めしています。

 

タイルにしてもクッションフロアーにしても、この様な下地になります。
ここまでに解体と水道工事配管位置直しで1日目、壁のタイル下地とタイル貼り、床の下地で2日目が掛かっています。
床をタイルとした場合は、3日目に貼ることが出来ますが、クッションフロアーの場合は尚の乾燥が必要な為に外気温に応じて日数が変わりますが5日目位が施工日になります。
今回は床がタイルにて施工するために3日目に施工し目地込まで、接着剤と目地の乾燥の為に4日目の午後に新設便器を設置しております。

 

床の排水口は便器のオーバーフローの場合を考慮して残してあります。たまに排水口からコップ2~3杯の水を流して下さい。トラップの所の水が蒸発した場合に排水口から臭気が上がって来ます。
今回は湿式工法での仕上げの為に4日間の工程となりましたが、洋便器から洋便器への交換の場合は当然、半日にて工事を完了する事が出来ます。
ご自宅の状況に応じて、的確なアドバイスとお見積をご提案します。

工事の大小に関わらず、何でもお気軽に御相談して下さい。

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