本日は、『和風兼用便器を洋便器に交換工事』のご紹介をします。
以前、不特定多数の方が使用するトイレは和風兼用便器が使用されておりましたが、最近では公衆トイレ等でも洋便器が多くなっています。家で洋便器にて使用しているので和風便器では使用しづらい事や正直脚の筋肉が退化?して長い間しゃがむ事が出来なくなってきています。
今回、工事を施工させて頂いたお施主様は塾を経営されていて、和風便器では出来ない子がいるので洋便器に交換したいとのご要望です。
工事前です。長い間、使用されていましたのでタイルなども汚れています。
兼用便器(床が一段上がっていて、男性の小便でも跳ねが少なくなるようにしてあります。)を撤去すると、壁の仕上げていない部分が露出しますので壁の工事(全体か部分的か)が必要になります。
今回は床、腰壁(タイル部分)の貼替と上部壁と天井の塗装工事をする事になりました。
和風兼用便器のトイレでは電源(コンセント)が無い場合が多く、今回の現場もありませんでした。
現在の便器は使用する電気の容量が少なくて済みますが、安易に照明器具や近くの部屋にあるコンセントから分岐してコンセントを増設すると、配電盤の小さいブレーカーの容量をオーバーして電気が飛んでしまいますし、たこ足配線と同じで危険ですので配電盤から小ブレーカーを増設してコンセントを設置しました。
工事後です。
上の写真は塗装後の壁の様子です。小さい子供さんが使用するトイレなので極力揮発性が少ない塗料(低VOC塗料)を使用しました。また、汚れを拭き易くする為に艶有を選択してあります。
下の写真は腰壁より下の様子です。土足にて使用するので土間タイルの目地材はグレーにて施工しました。壁のコンセントはタイル下地を痛めたくないので埋込型では無く露出型を選んであります。便器の奥側ですので邪魔にはなりません。
電源の事で言いましたが、多少金額が上がりますが最初から安全で不便のない、ご提案を提示させて頂き、見積もり後の施工金額が上がらない様にしております。安心して御相談して下さい。