WORKS 施工事例

外壁改修工事⑤ 木下地・板金見切材の取り付け

本日は、『外壁改修工事 5』のご紹介をします。
『外壁改修工事 4』にて、外壁高圧洗浄を施工した後に建物の構造材の位置を確認し、柱と間柱の位置を確認します。

 

通常、外壁材の施工向き(板向き)と、その木下地は同じ向きでは無く90度回転させた向きにて施工します。既設の窯業系サイディングの施工向きによって木下地の向きが決まりますので、構造材と窯業系サイディングの間にある木下地の位置を外壁材に墨出しします。この墨出しによって、新たな外壁材の木下地のビス留め位置が分かります。

また、新たな木下地の前にサッシ廻りの板金見切を取付します。今までは、すべての窓サッシは既設外壁面より外側に出ている状態でしたが、カバー工法にて施工する場合は、出ている寸法が少ないサッシ(単体サッシ)ですと、新たな木下地や新たな外壁材より凹んだ状態にて取付してあることになります。
その結果、新外壁や窓サッシに当たった雨が新外壁と旧外壁の間に入り、新木下地を腐らせる事になりますので必ず見切材によって雨を新外壁の外部に出す様にしなければなりません。

 

窓の横側のコの字型の見切は、そこに新木下地と新外壁材が入ります。けれども新外壁材との隙間がありますので、そこから入った雨を下側の見切りが横に伸びていることによって外部に排出します。

 

緑色の塗装面が裏側となっています。窓上部に取付してある見切は、どうしても雨の切れが悪いので木下地を施工した後、新外壁を施工する前にもう一枚見切りを取り付けます。(木下地が濡れない様に)
全ての木下地は、見切より10mm位空けて施工することで水の浸み込みや吸い上げを防ぎます。
木下地は厚み20mmのヒノキ材を使用します。エゾ松材などに比べ腐りにくく、シロアリの食害にも遭いにくいです。なにより一番の理由は釘やビスがしっかりと利く事にあります。

 

雨戸付窓サッシやシャッター付窓サッシは外壁からの出寸法も大きく、新外壁材を施工しても、まだ出寸法があるので、板金見切材を使用せずに新木下地を施工します。
新木下地は窯業系サイディングの下地材では無く、その中側の構造材まで届く長さのビスを使って構造材に留めていきます。(釘はビス留めまでの仮打ちとなっています。)
新たな外壁材に応じた下地材の材種・厚み、取り付け間隔や施工方法も工務店ならではの経験で選択し施工していきます。
次は、いよいよ新外壁材の施工です。

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